124: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/03(木) 18:32:39.13 ID:aNVgiSRu0
しずく「かすみさん、大丈夫?」
かすみ「……昨日の疲れが抜けきってない感じがする……。ヨハ子博士、ホントに一日中手伝わせるんだもん……」
しずく「まあ、それはかすみさんが悪いから、仕方ないけど……」
しず子は苦笑いしながら、かすみんの隣に腰を下ろして、バッグの中からポケマメケースを取り出す。ポケマメっていうのは、ポケモンのおやつにもなるマメですね。
しずく「メッソン、おやつだよ」
「メソ…」
かすみ「うわ!? メッソン、いたんだ……」
しず子がポケマメを肩の辺りに差し出すと、スゥーーとメッソンが現れて、ポケマメを食べ始める。
しずく「メッソン、外に慣れてないみたいだから、連れ歩いてるんだ。普段はこんな感じで姿を消しちゃうんだけど……」
「メソ…」
ポケマメを食べると、またスゥーと消えてしまう。
かすみ「まだ、慣れるのには時間がかかりそうだね」
しずく「あはは……そうだね。ゆっくりでいいから、少しずつ慣れていこうね」
「メソ…」
しず子が新しいポケマメを差し出すと、またスゥーと現れる。これはこれで、ちょっと面白いかも。そんなしず子とメッソンを眺めていると──
「ガゥガゥ」
ゾロアがかすみんに向かって吠えてくる。
かすみ「はいはい、ゾロアもおやつね」
かすみんはポケットから、“マゴのみ”を取り出して、ゾロアにあげる。
「ガゥ♪」
ゾロアは嬉しそうにがっつき始めました。
かすみ「全く、ゾロアは食いしん坊ですねぇ。誰に似たんだか」
しずく「あれ……? さっき貰った“きのみ”に“マゴのみ”ってあったっけ?」
かすみ「うぅん、これはゾロアのおやつ用に普段から持ってるやつ。昔から“マゴのみ”が好きなんだよね」
「ガゥガゥ♪」
かすみ「せっかくだし、他の子にもおやつをあげよっか」
しずく「そうだね。マネネ、ココガラ出て来て」
「マネネェ」「ピピピィ」
しず子がマネネとココガラを出す。かすみんも、ボールからキモリを外に出してあげる。
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