123: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2022/11/03(木) 18:31:07.48 ID:aNVgiSRu0
しずく「私はジム巡りをするつもりはないから、どっちでもいいけど……」
かすみ「そうじゃなくて! 旅するって決まってから、いろいろ調べてたじゃん! 行きたいところとかあるんじゃないの?」
しずく「それは……そうだけど……。私が行きたいところはポケモンジムがないから、かすみさんの目的とは合致しないというか」
かすみ「とりあえず、それはいいから! しず子はどこに行きたいの?」
しずく「私は……フソウ島に……」
かすみ「フソウ島って、確かサニータウンから海を渡った先だよね」
しずく「うん。ここからだと東方面かな」
かすみ「じゃあ、進路は東に決定!」
しずく「いいの……?」
かすみ「だって、しず子、ずっとかすみんのこと待っててくれたし……行き先くらいはしず子が決めていいよ」
かすみんがそう言うと、
しずく「……ふふ♪」
何故か笑われる。
かすみ「な、なんで笑うの!」
しずく「うぅん♪ かすみさんって、そういうところは律義だなって思って……ふふ♪」
「ガゥガゥ♪」
しずく「ゾロアもそう思うよね♪」
「ガゥ♪」
かすみ「ちょ……笑わないでよ! ゾロアも!」
しずく「それじゃ、9番道路に向かいましょう!」
「ガゥッ♪」
かすみ「ちょっとぉ!! かすみんのこと無視しないでよぉーー!!」
👑 👑 👑
──ジムから歩いてきて、今は9番道路を進行中です。
かすみ「……疲れた」
しずく「結構歩いたもんね。街の端から端を往復したわけだし」
ツシマ研究所は、街の南東側で、ポケモンジムは街の西側──風斬りの道に続く6番道路に近い場所にある。つまり街の端から端なので、結構距離があるわけです。
しずく「一旦休憩する?」
かすみ「さ、賛成〜……」
しずく「じゃあ、あそこの木陰でお休みしよっか」
かすみんはふらふらと木陰まで歩き、
かすみ「きゅぅ……」
バッグを放り出して、そのまま倒れ込む。
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