23:名無しNIPPER[sage saga]
2022/10/10(月) 23:42:24.10 ID:R3+wBdbD0
握っていた棒状のものが地面に転がる
舞い上がる土埃
思わず顔をかばうシンジ
横たわる初号機の巨大な顔を見るシンジ
シンジ「綾波!」
初号機の首元に駆け寄る
非常スイッチを操作するシンジ
頸椎のカバーが跳ね上がり、エントリープラグが半ばせり出して止まる
:
暗闇
シンジがL.C.Lに飛び込む水音
シンジ「綾波!」
プラグ内、青い非常灯がほのかにともっている
かすかに聞こえるレイのうめき声
インテリアシートにもたれ、右の前腕を左手でおさえ、目を閉じて痛みをこらえているレイ
長く伸びた青い髪、一中の制服姿
駆け寄り、シートの左わきにひざまずくシンジ
シンジ「綾波、だじょうぶ!? 綾波!」
うっすらと目をあけるレイ
レイ「碇くん……よかった」
シンジ「ごめん、綾波。痛いの?」
レイ「へいき。シンクロが切れたから、すぐよくなると、思う……うっ……」
また顔をしかめるレイ
シンジ「綾波……」
目を開け、右腕を押さえていた左手を放し、シンジのほうに差し伸べるレイ
それを見ているシンジ
61Res/82.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20