22:名無しNIPPER[sage saga]
2022/10/10(月) 23:41:42.31 ID:R3+wBdbD0
表情のない初号機の目がこちらを見ている
レイの声『ありがとう』
一瞬ぽかんとするAAたち
顔を見合わせ、嬌声をあげて笑い合い、いっせいに初号機に向かって手を振るAAたち
AA3「がんばれー!」
AA1「気を付けてねー!!……おっと!」
初号機のほうへ起き上がろうとして、また9号機たちに抑え込まれる8号機
身をかがめて穴をくぐり、暗がりの奥に向かって走り去っていく初号機
マリ「待てよ! わんこくーん!!」
穴が修復されて元の風景に戻っていく
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街の遠望
駅の近くで肉弾戦を繰り広げている5機のエヴァの巨体
悲鳴とサイレンが鳴り響き、街じゅうから火災の黒い煙が立ち上り風にたなびいている
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=== 暗い通路 ===
暗がりを走る初号機
周囲は古い石造りの神殿のような内装の、天井の高い通路
走る初号機の手のひらから身を起こすシンジ
髪が風になびき、シャツの裾がはためいている
初号機の顔を見上げる
シンジ「綾波!」
走る初号機が速度を緩める
最後はふらつきながら立ち止まり、ひざまずく
慎重にシンジを地面におろし、そのまま倒れこむ初号機
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