22:名無しNIPPER[sage saga]
2022/08/20(土) 23:10:53.02 ID:YgtehLUf0
シンジ「ううん」
真顔に戻るシンジ
シンジ「止めなきゃ。マリさんがやろうとしていることを」
レイ「うん」
レイの肩から手を離し、プラグ内を見回すシンジ
シンジ「とにかく、方法を考えないと。マリさんが行こうとしていた場所がどこなのか――」
レイ「碇くん」
シンジ「ん?」
背後を振り返るシンジ
プラグの内面スクリーンの一隅、音声通話の要求画面が表示されている
目を見張るシンジ
シンジ「ヴンダーの脱出カプセルからだ!」
コンソールで何か操作するレイ
「SOUND ONLY SELECTED」のウィンドウが開く
バリっというノイズがプラグ内に響く
ミドリの声『つながりました!』
ヒデキの声『信じられない……』
リツコの声『時間がないわ。もしもし!? そこに誰かいるの!?』
シンジ「リツコさん!」
リツコ『シンジ君!? 無事なのね!?』
シンジ「はい! あの、綾波もいます」
リツコ『レイが? いえ、その話はあとね。あなたたちは今どこにいるの?』
シンジ「初号機の中です」
レイ「ゴルゴダ・オブジェクトの内部だと思われます。正確な位置はわかりません」
リツコ『やはりね……』
シンジ「リツコさん! あの――」
リツコ『いい? シンジくん、よく聞いて。これから、測位プログラムを初号機に
インストールします。それであなたたちが行くべき場所がわかるはずよ」
シンジ「あ、はい」
ふたたび何か操作するレイ
レイ「準備完了」
リツコ『オーケー。送るわよ』
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