23:名無しNIPPER[sage saga]
2022/08/20(土) 23:11:58.35 ID:YgtehLUf0
モニタの一角に進捗バーが現れ、100%に向かって伸びていく
シンジ「いつのまにこんな……」
リツコ『あなたたちからの信号そのものがヒントになったのよ。衛星が可視から外れる前に、
何とか間に合いそうね』
インストールが終了し、モニタの一角に起動画面が現れる
レイ「起動しました」
起動画面が消え、点群でできた迷路を俯瞰したような表示が現れる
マコトの声『問題なさそうです』
リツコ『よかった。シンジ君、何が起ころうとしているか、私たちにも正確にはわからない。
でも、止めなければならない。それだけは確かよ』
シンジ「は、はい!」
レイ「はい」
リツコ『頼んだわよ、二人とも――』
ノイズとともに通信が切れ、「NO SIGNAL」の表示が残る
:
:
===ネルフ第二支部 N109棟跡地===
「NO SIGNAL」と表示されたミドリの端末のモニタを囲んでいる面々
背後では緑に覆われた山々と水辺に陽光が降り注いでいる
立ち上がり、南の空を振り仰ぐリツコ
リツコ「頼んだわよ。シンジくん、レイ」
:
:
=== ゴルゴダ・オブジェクト内部 ===
暗い通路の床に横たわっている初号機
そのプラグ内
先ほどのマップ画面に多層状の構造が描き出され、疑似カラーで何らかの信号強度が
表現されている
その一角が、最強を表す紫に縁どられた白に明滅している
シンジ「あれかな」
うなずくレイ
レイの顔を見るシンジ
81Res/103.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20