シン・エヴァ もう一つの終わり
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21:名無しNIPPER[sage saga]
2022/08/20(土) 23:10:09.05 ID:YgtehLUf0
 右腕を押さえていた左手を放し、シンジのほうに差し伸べるレイ

 それを見ているシンジ

 身を乗り出し、レイの上体をそっと抱きしめる

 しばらくして、レイの左手がシンジの背中にまわる

シンジ「ごめん、綾波。僕は、何もわかってなかった」

 絞り出すように言うシンジ

レイ「いいの、もう」

 顎をシンジの肩に預けて目を閉じるレイ

レイ「これでいいの」

 シンジの後ろ髪をなでるレイの手

シンジ「ずっと……こうしていたような気がする」

レイ「うん」

(回想)

   第10の使途のコアからレイを引き上げるシンジ

   光の中、レイを抱きしめたまま漂うシンジ

   時が移ろうに従い、二人の姿勢はそのまま、

   レイの髪が少し、また少しと伸びていく

シンジ「長いような、あっという間だったような……」

レイ「そうね」

 レイの肩でつぶやくシンジ

シンジ「綾波は……みんなと一緒に行っちゃったと思ってた」

(回想)

   シンジ「それに、あとでマリさんが迎えに来る。だから、安心して」

   レイ「そう、わかった。ありがとう、碇くん」

 シンジの肩でつぶやくレイ

レイ「待ってた。心配だったから」

 体を離し、身を起こすシンジ

 レイの両肩をそっとつかみ、レイの顔を見る

 シンジを見ているレイ

シンジ「やっぱり、髪、伸びたね」

レイ「変?」

 笑うシンジ




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