12:名無しNIPPER[sage saga]
2022/08/20(土) 23:01:51.48 ID:YgtehLUf0
シンジ「それが本当のネオンジェネシス? 時間も世界も戻さない……そうだ、
僕はただ、"エヴァがいなくてもいい世界"に書き換えるだけだって……でも――」
(回想)
駅のホームにたたずむアスカ、カヲル、レイの面影がある人物たち
シンジ「でも、それじゃあ……僕たちは……どうなるの?」
シンジを見るマリ
シンジ「この世界みたいになったら……僕たちや……もっと後に生まれた
人たちは……加地リョウジくんは? 第三村の子供たちは?」
(回想)
第三村に来てから出会った人々
マリ「別に、どうもなりゃしないよ。ちょっと形は変わるかもしれないけど。さっきの君みたいに」
シンジ「みんな、変わっちゃうってこと? あんなふうに? 第三村はどこへ行っちゃうの?」
マリ「シンジくん――」
シンジ「ヴィレのみんなや、僕たちがやってきたことは……それも無かったことになるの?」
浮かんでは消える、第一中学校での日々、エヴァでの戦いの日々
シンジ「マリさんには……どうでもいいことなの?」
マリ「あのさ、今はあんまり細かいことは心配しなくて――」
シンジ「違う気がする」
厳しい表情で足元を見ているシンジ
シンジ「よくわかんないけど……ミサトさんと約束したのとは違うよ、それは」
マリを見返すシンジ
(回想)
ミサトの声「生き残った命を……子供たちを頼むわ、リツコ」
ヴンダーを操り最後の突撃を試みるミサト
シンジの手の中で回転するヴィレの槍
マリ「でもさ、こういうことなんだよ! 君が望んだ『エヴァのいない世界』っていうのは!』
シンジ「えっ……」
憐れみを含んだ目でシンジを見るマリ
マリ「ぜんぶ、エヴァがあったからこうなったんだ。それをもとに戻すのが……ネオンジェネシス」
シンジ「で……でも!」
うつむき、また顔を上げるシンジ
シンジ「教えて、マリさん。この世界は――あれっ?」
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