シン・エヴァ もう一つの終わり
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2022/08/20(土) 23:01:04.34 ID:YgtehLUf0

 二人から少し離れた路上

 アイボリーのベストに赤いネクタイ、グレーのスカート姿の少女が

 腰に手を当ててこちらをにらんでいる

 青いショートヘア、赤い瞳

 右腕に赤い細い腕時計

シンジ「あ……綾波!?」

少女「はーい、綾波レイでーす!」

 にっこり笑い、快活に挨拶をかえす少女

マリ「ちっ……」

マリ(アドバンスドか……)

(回想)

  エヴァ・オップファータイプを捕食する8号機

  ネオンジェネシスの発動 槍により次々に消えていくエヴァ

  はじけて消えたオップファータイプから青い海に投げ出され、

  目を閉じたまま膝をかかえて水中で回転しているアドバンスド・アヤナミシリーズ(AA)たち

  目を開き、口から少し泡を吐く

  :

 またマリをにらむ少女(AA1)

AA1「ようやく冬月先生の言ってた意味がわかったよ」

 憮然とした表情のマリ

 眼鏡に光が反射し目の表情が見えない

AA1「無責任だよ! あなたは、世界の半分を巻き込んでおいて、結局手に負えなくて……投げ出したんだよ!」

マリ「……君らには関係ないよ」

AA1「関係ある。私たち、みんなセカンドインパクトのあとに生まれたんだから!」

 驚いてAA1を見るシンジ

AA1「セカンドインパクトが起きた世界で、生きてきたんだから!」

マリ「あんたたちには――」

AA1「あなたみたいなおばさんの思い通りになんか、されてたまるもんですか!」

マリ「おば――」

 ひるむマリ

シンジ「マリさん――」

 マリを見るシンジ



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