【マギレコ】 最後の世代の魔法少女たち
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58: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/27(水) 23:21:29.78 ID:1bYMbS4jO
いろはとみふゆが目を覚ました時、時間は午前九時を回っていた。
着替えを済ませて居間に移動すると、二人分の朝食が食卓に用意されており、やちよがソファに腰掛けてテレビを見ていた。

「おはようございます、やちよさん」
「やっちゃん、おはようございます」
「おはよう、いろは、みふゆ。朝ごはんは出来てるから食べてちょうだい」

他の住人は各々の用事で出かけており、みかづき荘に残っているのは三人だけだった。
いろはとみふゆは食事を済ませた後、やちよに昨晩の話し合いの結果を報告したいと
断りを入れたところ、やちよはテレビを切って快諾。
いろはが三つの案の概要をプレビューし、みふゆがフォローを入れ、やちよは最後まで
聞いていたが、プレビューが終わると疑問を呈する。

「これから休憩所に向かうところで悪いんだけど、支援チームとして協力を得る魔法少女は、これで足りるのかしら?」
「大人数で行くと、誤解されるかもしれないと言っていたので、大丈夫だと思ってたんですけど……」
「素案に挙がった魔法少女から、協力を得るつもりですが、やっちゃんからも何かありますか?」
「いろはに任せると言った以上、何も言わないつもりだった。みふゆの支援も、最初はそれを理由に断ろうしたのよ。
 でも、プレビューを聞いて色々気になった。休憩所に来る人たちから協力を得られなかったら、私も誰かをあたる。
 みふゆが一緒なら大丈夫だと思うんだけど……」
「ふーむ、万が一を考えての代案も、いろはさんと一緒に用意したのですが……」
「協力を得ていいのはその中の魔法少女からだけ、というわけでもないでしょう」
「灯花ちゃんとねむちゃんも、変更が加わることを前提としてましたし……」
「そうですね。もしもの時は、やっちゃんに頼らせて下さい」
「すみません、そろそろ時間です」
「では、エミリーの休憩所に向かいましょう。やっちゃん、いってきます」
「いってきます」
「えぇ、いってらっしゃい」
(……交渉事は、みふゆがいると心強いわね)

二人はクリアファイルにまとめた案を綴じ、準備を済ませて出発した。


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