29: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/26(火) 20:28:27.33 ID:vGK5oIj1O
「わたくしも、そうしたいところなんだけど、ここの機材はガラスの何十倍もするんだよ。
請求しても壊した本人に払えっこないし、連帯責任として、ネオマギウスのリーダーに、
別の方法で補填してもらうよ」
「どうするの?」
「マシン開発で魔法少女の能力が必要になるんだけど、それに協力してもらうんだよ」
「藍家ひめなの能力は合成。魔法少女同士の能力を合成できるんだ。機材の修繕代を
請求したら払えそうな子は、何人か心当たりがあるけど、未来のことを考えるなら、
能力で協力してもらうほうが都合がいいと判断したんだ」
「そうか、そういう方法で協力してもらうほうが、今後が楽だね」
「桜子から魔法少女の能力を組み合わせる話が出たけど、その意見を汲んだんだ。
能力を組み合わせるだけではうまくいかないから、マシンと組み合わせることにしたの。
ところで、お姉さま。今日は相談があるんでしょ?」
「そうだった。そのことなんだけど……」
いろはは、ユニオンと他陣営のリーダー同士による、会合の開催を相談した。
二人の元には、いろはの予想通りキュウべぇが既に訪れていたらしく、二人とも
これから同じ内容を、いろはたちに相談しようとしていたらしい。
現在世界に生き残っている、最後の世代となった魔法少女は、いずれ全員が世を去る。
その後に魔女が一体でも残っていた場合、誰にも魔女を倒せない可能性が考えられた。
世界に残っている魔女を殲滅するため、国内と海外の魔法少女と協力が必要になるが、
どのような計画を立てるべきが、考えが纏まらない。特に海外の魔女を殲滅するには、
国内以上の困難が待つことは予想していると伝えた。
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