30: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/07/26(火) 20:32:41.07 ID:vGK5oIj1O
「まずは浄化システムを、最低でも惑星全土に広げないと、話は前に進まないと思うよ」
「全部の魔女を倒さなきゃだけど、グリーフシードが足りなくなるからね」
「ただ、最後の世代の全員が、すぐに戦えなくなるわけではない。時間の猶予はまだある」
「わたくしたちが今すぐできることは、素案を出すことくらいだにゃー。それでもいい?」
「助かるよ。灯花ちゃん、ねむちゃん」
「これは、僕たちの贖罪でもある。良かれと思って行ったことの多くが裏目に出た。
みんなにかけてしまった迷惑を少しでも償いたい」
「わたくしも、ずっと守ってもらってばかりだったし、お姉さまの役に立ちたいからね」
「|ただいま、灯花、ねむ……いろは?|
「桜子ちゃん、こんにちは」
「|こんにちは。いろは、ういはいないの?|」
「ういは、やちよさんたちと一緒に別件で動いてて、今日は来てないんだ。
私は二人に相談したいことがあって来たの」
「|そうだったんだ。でも、いろはと会えて嬉しい||
「桜子。頼んでいたものは揃ったかい?」
「|うん。これがそう|
「ありがとう。これで選定が進められるよ」
「選定?」
「ユニオンと他陣営の魔法少女の情報をまとめてもらった。
魔女殲滅とマシン開発に備えて、今後の計画に必要になる
魔法少女の能力を、リストアップしようと思って」
「マシン開発は、まだ決まったわけじゃなかったような……」
「決まった時に備えての準備だね。いざマシン開発が決まってから
用意をしていたら遅いし、もしマシン開発がお蔵入りになっても、
別のことに転用できるから、時間は無駄にならないんだよ」
「流石だね、二人とも」
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