【マギレコ】 最後の世代の魔法少女たち
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202: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/09/12(月) 22:30:19.04 ID:nL4eep7DO
それからニュースは次の内容へ移り、先日の地震で発生した土砂崩れで亡くなった、
林間学校に参加していた生徒の、親族へのインタビューに切り替わった。
地震は天災であるため現実を受け止めるしかないと言う親族もくれば、地震発生の
予測の可否を問う親族、林間学校を企画した学校に責任を問う親族もいた。

その中に、二葉の姓の親族が現れ、長兄を亡くしたことを悲しむ母親が胸中を吐露していた。

『きっと、これは娘を蔑ろにした報いなんです。私、私は……間接的に長男を……』
『母さん、考えすぎだよ。兄さんは…兄さんは運が悪かったんだ……』

その母親と次兄の姿を最後に、番組はスタジオを映してCMに入った。

「いろは。今のテレビに出てた人、二葉って名前だったわよね?」
「う、うん。多分…さなちゃんの…」

そこで、ちょうどチャーハンが仕上がり、二人は鶴乃に声をかけられた。
卓に向き直ると、二人の前にはチャーハンとスープが並べられた。
出来立てだけあり、料理からは湯気があがり、鼻腔をくすぐる匂いが食欲を刺激する。

「お待たせ、二人とも」
「ありがとう、鶴乃ちゃん。おいしそう!」
「この匂い、なんだか懐かしいわね。もういただいていい?」
「もちろん!熱いうちに召し上がれ!」

二人はいただきますと告げ、夕飯を摂り始めた。


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