【マギレコ】 最後の世代の魔法少女たち
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198: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/09/12(月) 22:08:36.58 ID:nL4eep7DO
そこまで話したところで、ふと、鶴乃は思い出したように時計を見た
時間は予鈴が鳴る五分前となり、三人は慌てて立ち上がると、教室に向かって駆け出した。

「ごめんね、いろはちゃん、レナ。話に付き合わせちゃって」
「それはいいよ。鶴乃ちゃんと話せてよかったから」
「レナも万々歳には世話になったし、これくらいはね」
「二人とも」
「何?」
「話、聞いてくれてありがとう。少し気持ちが楽になったよ」

そうして、三人は屋上を後にした。


その日の放課後、いろはとレナは、話を聞いてくれたお礼として、鶴乃の新居に招待された。
里見メディカルセンターに近い北養区に、鶴乃が新たに住んでいるマンションが建っていた。
部屋の間取りは2LDKで、鶴乃が父と二人で住むことを考慮して、紹介された物件だと話した。
しかし、鶴乃の父は入院中のため、現在は一人で暮らしており、新居に客人を招いたのは今日が初めてだという。

「お邪魔します」
「失礼するわよ」

扉が開かれて中に入ると、玄関から廊下がまっすぐ伸びており、玄関から左手に部屋が二つ並んでいた。
突き当りにダイニングとリビング、さらに奥にはベランダ。鶴乃の新居はハーフリビング型の間取りだった。


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