179: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/09/05(月) 20:43:52.35 ID:0V5CcO3mO
どこかの街から流れてきたと思われる魔女が、天敵のいなくなった湯国市に居つき、
街の住民を次から次へと貪ったことで、街からは人通りが消えた。
住民は単独、もしくは集団自殺、操られた者に殺害される等で死亡が明らかにされ、
魔女を止められる者は誰もいなかった。
街が滅びようとしている現実に直面したことから、撲滅派の中に考えを変える者が
現れ始めていたが、なお考えを変えようとしない者もいた。
これにより、撲滅派は同じ組織内で、考えの違いから二つの派閥に分かれた。
魔法少女との和睦を必要と考える派閥”和睦派”と、和睦を不要と考える派閥”敵対派”。
二つの派閥が同じ組織内で争い始めた。
ラビたちが湯国市へ出向いたのも、和睦派の一人が、ラビの実家を通じてラビに
連絡を取ってきたことが発端だった。
しかし、既に手遅れだった。
敵対派には魔女による異変が生じていた。
「私たちは、彼らに起きた異変を”魔女の眷属化”や、”眷属化”と呼んでいます。
本来の撲滅派と区別するため、彼らの街での行いから、そのように呼ぶことにしました」
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