173: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/30(火) 16:16:50.79 ID:YmEHP9jHO
『連絡をくれてありがとう、お姉さま。マシンの開発は急ピッチで進めるよ』
『計画の前倒しは構わないけど、協力者に同意をとって、各陣営のリーダーと話をしてからになるね』
「それなら、やちよさんが取り掛かってくれてるんだ」
やちよはいろはが報告をしている間、W−1、W−2の協力者に連絡を取り、
計画の前倒しの同意を取っていた。
『さなのことだけど、アイとの融合はうまくいったよ。さなの住居の用意も今週中にできる。
あとは、いろはお姉さんたちで、さなの移住時期を決めてほしい。出来るだけ早いほうが
僕たちとしても助かる』
「そっか、うまくいったんだね。時期については……みんなが戻ったら話し合うよ」
『クリミナルズのことだけど、わたくしたちだけじゃ手に負えない。魔法少女だけで
解決できる問題じゃないね。これについては、織莉子たちの意見を汲み取るよ』
いろはは、灯花とねむへの連絡を終えると、すぐに紅晴結菜、時女静香、藍家ひめな、氷室ラビに連絡を取った。
四人のうち、結菜、静香、ひめなとは、W−1開始時期を早めることに同意を取ることができた。
しかし、ラビは湯国市へ出向いていたこともあり、リーダー同士の会合には未参加で、W計画の存在も最近知り、
それらについての説明が必要となった。電話では時間を要すると判断し、いろはは日の傾き始めた空の下、急遽
ラビの家へ足を運ぶことを決める。
「今日は帰りが遅くなるかもしれません」
「いろは。今日の買い物は私が行くわ。夕飯は作り置きしておく」
「助かります」
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