168: ◆3U.uIqIZZE[sage]
2022/08/30(火) 15:43:19.20 ID:YmEHP9jHO
「私たちもユニオン内の計画協力者と会話をして、W−1開始時期を早める方向で動きます」
「分かりました。次は、最新の予知内容ですが……」
W計画を立ち上げたことで、予知で視えた未来には変化が生じた。
アリナの他に別の魔法少女が一人おり、どこかの森と思われる場所で、
三人の魔法少女がアリナたちを相手に戦闘を繰り広げているという。
三人の魔法少女の特徴は、鶴乃、さな、桜子のそれと一致していた。
「これはとりもなおさず、鶴乃たちを未来へ送ることが、成功するということでもあるのね」
最後に、犯罪組織についての情報が織莉子から齎された。
「私たちが集められた範囲の情報ですが、湯国市という街で結成された、魔法少女撲滅派という
組織と犯罪組織は、利害の一致から手を結んでいます。犯罪組織の中心人物は神浜の元・刑事。
この街で過去に起きた事件とも深く関わっていて、それが尾を引いています」
「それは、南凪区で起きた冤罪事件のことかな?」
「そうです。冤罪事件のこと、ご存知なのですか?」
「事件の概要は調べて知りました。詳細は分かりませんでしたが……」
「南凪区で起きた事件は、最終的に冤罪を仕掛けようとした警察・司法とグルになった
犯罪組織共々、冤罪の証拠が見つかったことから、失敗に終わっている。失敗した
理由は、ある一人の魔法少女の願いが理由です」
「その魔法少女と、願いの内容は……?」
「これから言うことは他言無用を約束して下さい。本人を前にしても、知らない振りをして欲しい」
「……守るよ」
「いろはに同じく」
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