212: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/04/07(金) 23:05:05.55 ID:PaOSTwH/0
(`・ι・´)「次は、南アフリカか」
(ゝ○_○)「ええ。お喜びください国務長官、過去の2地域と比較してかなりマシな戦況です」
爪#;'ー`)「マシだと………?“かなりマシ”だと!?この図が、この有様がか!!?」
(;`・ι・´)「フォックス、落ち着け」
(ゝ○_○)「実際マシでしょう。防衛線崩壊は一度発生してしまったもののその後再構築に成功し、被害こそ甚大ながら敵艦隊の浸透を食い止めることは明確にできているのですから。国土完全失陥が秒読みのノルウェーやフランスと比べれば何億倍もマシです」
爪;#'ー`)「この………!」
(ゝ○_○)「マジメに解説させていただきますと、喜望峰に浮上した深海棲艦艦隊群が南アフリカ共和国海軍の海上防衛ラインに接触しこれを粉砕。ジブチのアフリカ・アメリカ軍は規模が十分ではなくマダガスカル島のアメリカ軍並びに同島“海軍”鎮守府はインド洋における状況の激烈な変容からそちらへの対応に追われ何れも増援が間に合わず、敵艦隊群はそのままケープタウンに上陸しました。
同市守備についていた南アフリカ共和国陸軍は交戦開始から45分で全隊が通信途絶。1時間後に出撃した“海軍”マダガスカル鎮守府艦隊並びにジブチのアメリカ陸軍部隊による奪還作戦が発動されたものの、敵空母艦隊から発艦した航空隊の波状攻撃により市内突入が困難となり同作戦を中断。
北部郊外に深海棲艦を封じ込めるための第一次防衛線を展開したものの【陸棲型】を中核とした敵浸透艦隊に電撃的な強襲を受け、これも維持できず10%弱の戦力を失った上でより北部へと撤退せざるを得ませんでした」
(;`・ι・´)「だが皮肉なことに、ケープタウンの早期陥落が“功を奏した”」
(ゝ○_○)「ええ。南アフリカ共和国陸軍は、首都に“全戦力”を配していたワケではありませんでした。彼の国は元の治安がよろしくない上に、近年は海上物流の停滞に伴う経済的な打撃で内情不安を抱えていましたからね。
一方でそれらの事情がある故に、ただでさえカツカツの経済を無理矢理軍備に回して常備軍を平時の二倍に拡充していました。その拡充された兵力が、反政府運動に睨みを効かせるため全土に分散せざるを得なかったわけです。
無論首都故に防衛部隊の陣容は強力でしたし、この部隊を全滅と仮定した場合の【全兵力の約10%喪失】は決して“軽微”なものではありません。
が、逆説的に言えば【総兵力の90%が健在である】と見られるわけです。そこに“海軍”戦力やアメリカ軍も加わった状況を先の二箇所のように“絶望的”と捉えるのは早計でしょう」
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