勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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802:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 08:12:58.34 ID:RKoe7B/E0
『船尾楼』


ユラ〜 ギシ


盗賊「ふむ…操舵の感じも少し変わって居そうだな?」

ロボ「ピポポ…」クルクル

盗賊「直進性が増してて修正が少し遅れて来てんだな?…まぁ羅針盤見ながらちょいちょい修正してくれ」

学者「兄貴…このまま行くと陸が見えなくなっちまいやすが?」

盗賊「仕方ないだろう…海賊と無駄な消耗したく無いからな」

学者「いよいよ天測器で緯度求めんとイカンくなりやすね…」

盗賊「まぁどんどん赤道に近付いているから羅針盤も精度が割と高い…外海のど真ん中じゃないからどうにかなる」

学者「船の向いてる方向が進んでる方向とは限らんですぜ?」

盗賊「わかってらい!!ただな?船の直進性が良くなってそうなんだ…その辺りどうなのか試しても見たい」

学者「そーっすか…じゃぁ俺っちは日が出てる内に天測器の準備でもしておきやす」

闇商人「アラン…今向かって居るのはこの印を目指して居るのかい?」ユビサシ

盗賊「いや…そこは飛ばしてこっち側だ…10日ぐらいのつもりで居る」

闇商人「また海賊が多い場所を…」

盗賊「でもここ行かないと女王の船に追いつけんぞ」

闇商人「そこはねヤン・ゴンという遺跡が発見された場所なんだ…盗掘目当ての冒険家がみんな海賊になって居るのさ」

盗賊「遺跡?ほんじゃ機械がウヨウヨしてるってか?」

闇商人「向こうの大陸のような遺跡では無いらしいよ…」

盗賊「ほーん…そん次に行こうと思てるのが此処だ…名前知ってるか?」

闇商人「ちょっと待って…メモが残って無いか探してみる」パラパラ

盗賊「なんだお前…秘密のメモがあるなら先に出せよ」

闇商人「ダメだよこれは…僕の日記さ…恥ずかしい事も沢山書いてある」

盗賊「ヌハハそら見せれんか…何だお前の恥ずかしい事ってよ?」

闇商人「君は僕の月の物がいつなのか知りたいのかい?」ジロ

盗賊「うへぇ…興味無さ過ぎる」

闇商人「よしよし有った…そこはムン・バイだね…既に攻略された古代遺跡さ…そして次がメッカという遺跡」

盗賊「この海峡は?…ここが一番の難所だと思ってんだが…」ユビサシ

闇商人「岩塩地帯にあるス・エズーという海峡だよ…そこは目的地じゃなくて通過する場所だね」

盗賊「ギルドから貰った海図では全域浅瀬になってんのよ」

闇商人「この船より大型な女王の船隊がそこを通ろうとして居るんだろう?どうという事は無いと思うけどね」

盗賊「この海峡で一旦降りる計画になってんだが?何が有るんだ?」

闇商人「何だろうね?僕は知らない…ただそこを抜けてしまえば後はシン・リーンの港町がいくつも有る」

戦士「話を聞くとなかなか楽しそうな航海だね…この年でこんな機会が来るなんて思っても居なかったよ」

盗賊「そう上手く行きゃ良いが…海賊に追われっぱなしじゃ休めんかも知れんぞ?」


カラン コローン…


盗賊「お!!?敵が来たか…」スック

戦士「ハハ初日から色々起こる…行こう!」ダダ


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