勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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801:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 08:12:19.92 ID:RKoe7B/E0
『翌日』


ドタドタ


学者「おぉぉ…船首楼と船尾楼の上に1体づつ…甲板に4体…」

盗賊「どっからどう見ても見張りに見えんだろ?」

学者「そうっすね…甲板の木人が剣を抜いてる所が良いっすね」

盗賊「あれは戦闘訓練用だ…壊さん程度に色々試して良いぞ」

戦士「私達も含めて船上に人影がこれだけ見えて居れば…20人ぐらいは乗って居る様に見えるな?」


女ハンター「アラン!!右前方…手漕ぎのガレー船が居る」


盗賊「なぬ!?早速海賊か?」

女ハンター「この船が追い越す形になりそうだ」

戦士「そのガレー船に帆は?」

女ハンター「三角帆が2枚…細長い船体で30人ぐらい乗って居そうだ」


タッタッタ


闇商人「ガレー船?」キョロ

女ハンター「まだ目視じゃ見えないよ…向こうにも気付かれてない」

闇商人「少し沖へ距離を取った方が良いね…ガレー船は此処一発で一気に距離を詰めて来る」

盗賊「この船より早いってか?」

闇商人「一瞬だけね…多分僕が雇っていた傭兵達と同じ感じさ…大した武器は持って居ないけど兎に角行動が早いんだ」

盗賊「やっぱ陸沿いはいろいろ遭遇すんだな…ちっと進路変えるか」

戦士「ガレー船が未だに居るとは…」

闇商人「スクーナーとかより造船コストが安いのさ…接近戦で一気に襲撃する海賊が好む船だよ」

学者「この近くにはなんかあるんすか?」

闇商人「漁村やちょとした集落は無数にあって数えられないね…」

盗賊「まぁちっと進路変える…」スタ


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