勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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803:名無しNIPPER[sage saga]
2023/03/26(日) 08:13:40.50 ID:RKoe7B/E0
『デッキ』


ドタドタ…


盗賊「どうした!!?」ズダダ

女ハンター「例のガレー船に気付かれたんだよ…少しづつ寄って来てる」

盗賊「帆を燃やしてやれぇ!」

女ハンター「まだ射程距離じゃない…それから向こうは手漕ぎだから帆を燃やしても意味無い」

盗賊「デッキからでも目視できるな…まだ帆走だけか…」

女ハンター「乗って居るのは30人どころじゃ無いね…40人ぐらいだ…丸い盾を装備し始めた」

学者「今時そういうガチ海賊のスタイルがまだ居るんすね…」

盗賊「ちっと沖に出るだけじゃダメだったか…」

女ハンター「漕ぎ始めた…」

学者「なんか太鼓の音がし始めたんすが…」ドーン ドンドンドンドン

盗賊「ウハハまた分かりやすい合図だ」ドーン ドンドンドンドン

女ハンター「射程にそろそろ入る…」

盗賊「撃て!!」


ダーン!


女ハンター「クソ…盾に当たって燃えたけど…直ぐに消されてる…」ガチャコン

盗賊「こりゃ一気に来るな…」

女ハンター「どうする?まだ撃つ?」

戦士「嫌だねぇ…一気に乗り込もうとする戦術…」

盗賊「リッカ!!爆弾準備しとけ…あの船は船底が浅くて大波が来りゃ直ぐに転落する奴がでる」

女オーク「狙うのは波?」

盗賊「そうだ…直撃させんで良い…乗ってる奴を何人か落とせば終わりだ」

女オーク「分かったわ…」ダダ

女ハンター「船を左に転進させて!!私もデッキに降りる」ピョン

盗賊「おう!!ミライ!!前方の帆を1番に繋ぎ変えろ…船を回すぞ!!」

剣士「おっけー!!」シュタタ

盗賊「リッカは射程に入ったら爆弾投げまくって揺らしてやれ!!」ダダ

戦士「私はやる事が無い様だ…」

盗賊「一応重クロスボウ撃つ準備だけ頼む」


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