勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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638:名無しNIPPER[sage saga]
2022/12/21(水) 20:11:00.99 ID:bVSMz8780
『船首楼』


ガサゴソ ゴトン


学者「炉は此処で良いっすか?」

剣士「おけおけ!小さな炉は船尾楼の方に移そう」

学者「金床は何処に置きやすか?」

剣士「やっぱり炉の直ぐ近くが良いなぁ…レイアウトは後で僕がやるからその辺に置いといて」

学者「なんか本当…作業場になっちまいやしたね?」

剣士「もう早く作り物したくてウズウズしてるんだ…これで好みの工具が自由に作れる」

学者「工具が作りたかったんすね…」


スタスタ


戦士「妻と話して来たんだが…」

学者「お?何か聞き出せやしたか?」

戦士「どうも宿屋に居るよりこっちの方が安全だから此処に居ろと…」

剣士「本当!!?」

戦士「まぁ食べ物も買って来たし良いと思う」

剣士「こっちの方が静かだし落ち着くよ」

戦士「これから荷の出し入れがあるから静かにはならないだろうけどね…ハハ」

学者「まぁ部屋に籠っているよりは太陽に当たれるんで良いかも知れやせんね」

剣士「よーし!!姉さん!!要らない鉄くず溶かして精錬したい…教えて?」

女オーク「こんな小さな炉で?」

剣士「フイゴで温度上げられるんだ!!試してみようよ!!」

戦士「ハハ退屈はしない様だ…私はデッキで休んで居るから何か有ったら呼んでくれ」スタ

学者「じゃぁ俺っちはロボの手入れでもやりますかねぇ…」

ロボ「ピポポ…」クルリン


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