勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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437:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/20(日) 11:44:36.44 ID:ZniVZVNC0
『鯨型飛空艇』


フワフワ フワフワ


情報屋「あれ?勝手に飛空艇が高度を上げて…」アタフタ

ホムンクルス「…」パチ キョロ

商人「目を覚ましたね?」

ホムンクルス「生体安定…脳波正常…」

商人「どうだい?妖精とは話せたかい?」

ホムンクルス「はい…探して下さるそうです」

ローグ「頭は生き返るんすね?」

情報屋「ローグ!!心臓マッサージは止めたらダメよ!!魂が戻っても肉体が死んでては意味が無いわ」

ローグ「わ…わかりやした…」グイグイ

女戦士「…」クター

ホムンクルス「…」スック スタ キョロ

情報屋「ホムンクルス…扉を開けてはいけないわ」

ホムンクルス「今どういう状況なのでしょう?」

商人「虫の大群に埋め尽くされてる…幸運にも飛空艇には興味が無いらしい」

ホムンクルス「外が暗いのは虫のせいですね?」

商人「そうだね…何処を見ても虫だらけさ」

情報屋「ねぇ…徐々に飛空艇の高度が上がってるのは…もしかして楽園が落下してる?」

ホムンクルス「その様ですね…水銀柱を見る限り気圧の変化はありませんので飛空艇の高度は維持している筈です」

商人「虫が重いのか…」

情報屋「魔女達が戻って来るのが遅いわね…」イラ


ズズーーーン ゴゴゴゴゴ


商人「又あの音だ…どれだけ這い上がって来るんだろう…」

ホムンクルス「このまま行けば上層まで飛空艇で届きそうですね」

商人「うまくあの3人を回収出来れば良いけれど…」

情報屋「ホムンクルス?海からこの高度まで虫が這い上がって来るのは物理的に可能な事?」

ホムンクルス「海と言いますか海底に足を付けながら上に押し上げるのは不可能では無いですね」


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