勇者「魔王は一体どこにいる?」の続編の完結
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380:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/20(日) 11:03:50.72 ID:ZniVZVNC0
魔女「ホムンクルスや…機械が世界政府を宣言したとか言うて居ったじゃろう」

ホムンクルス「はい…それが?」

魔女「どの様に連携して居るのじゃ?」

ホムンクルス「南の大陸の通信経路は恐らく地下ケーブルでの通信ですね」

魔女「ニライカナイへはどうやったのじゃろう?」

ホムンクルス「衛星を介したと思われますが既にそれは遮断されています」

商人「ん?それは君が操って月へ向かわせたから?」

ホムンクルス「はい…オープンチャネルはノイズを拾いコントロールに影響を与えますのでシャットダウンしました」

商人「そうそう…小型の機械が動く仕組みって分かる?」

ホムンクルス「機体が特定出来ませんが電磁誘導でエネルギーを得ていると思います」

商人「電磁誘導?」

ホムンクルス「皆さんの言葉ですと魔力…と言えば分かるでしょうか?」

商人「なるほど…まぁ遠隔でエネルギーを得てる訳ね…」

魔女「それが一斉に目を覚ましたのはどういう事じゃ?」

ホムンクルス「集中端末が復電したと想定されます…私のデータにはそのロケーション情報が有りません」

商人「休眠していた機械にエネルギーが行く様になったか…」

ホムンクルス「でもご安心ください…機械だけでは生産性が皆無ですので直にエネルギー枯渇で停止するでしょう」

魔女「放って置けば良いとな?」

ホムンクルス「はい…機械はエネルギー生産者にはなれないのです…命が有りませんから」

商人「んん?命がエネルギー生産をする?」

ホムンクルス「植物でしたら光合成ですね…命有る者は必ずなんらかの形でエネルギーを生産します」

商人「なるほど…石炭とかも化石燃料だ…そういう事か」

ホムンクルス「私も少しエネルギーを補給しなくてはいけない様です…」グゥゥゥ

商人「アハ…お腹が空いたのか」

魔女「わらわもちと腹が減ったのぅ…」

情報屋「荷室に肉の燻製とチーズが有ったわ…あとハチミツも」

ホムンクルス「私がご用意致します…少しお待ちください」


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