156:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/16(水) 19:18:36.96 ID:Xx1bIi7d0
『30分後』
ヨタヨタ ドシン!
妖精「ほらほら君はどんくさいなぁ…そんなんじゃ僕を掴まえられないよ?」ヒラヒラ
女海賊「ホムちゃん大丈夫?」
ホムンクルス「はい…平気です」ヨロ
女海賊「やっぱ体の動かし方が前と違うん?」
ホムンクルス「その様です…神経伝達が何かの影響を受けている様です…この生体の特徴かもしれません」
商人「君に隠して居てもしょうがないから種明かしをしてあげるよ」
ホムンクルス「生体になにか特別な事を施したのですね?」
商人「おいで…ここの機械に君の事が全部記録されてるんだ」
ホムンクルス「…」ヨタヨタ
商人「この機械だよ」スッ
ホムンクルス「古代の端末ですね…クラウドへ接続が出来るのでしょうか?」
商人「そういう機能は良く分からない」
ホムンクルス「私が検索をしてみます…」カチャカチャ
--------------
情報屋「フフいきなり使いこなすのね…」
ホムンクルス「理解出来ました…生体に意図的に排除されていたorc遺伝子を付加させて誕生させたのですね」
商人「さすが理解が早い…何が起きるか君なら分かるかな?」
ホムンクルス「私は人間として生まれた…この回答で正しいですか?」
商人「その通りさ…恐らく君には魂が宿ってる…そして心も育つ…死んだ後も妖精に導かれてあの世に行けるんだ」
ホムンクルス「妖精の声が聞こえるのはそのせいなのですね」
女海賊「ホムちゃんも魔法が使えるかも…」
ホムンクルス「どの様な感覚なのか興味が湧きました」
商人「あともう一人…君のパートナーになるホムンクルスも作ってる…これで君も子供が産めるんだ」
ホムンクルス「理解しました…」
情報屋「先ずは今の体に慣れる事ね」
商人「ねぇ?自分に魂が宿って居るのは自覚出来るのかな?」
ホムンクルス「分かりません…ですが思考の中で自問自答を繰り返すロジックが発生しています」
商人「自問自答?それは普通の事だな…」
ホムンクルス「超高度AIの処理速度が著しく低下します」
商人「あぁそれはもう良いんだ…負担にならない程度に動いて居れば良いさ」
女海賊「あんま深く考えると大体良い結果にならないさ…そういう場合は勘で良いんだよ勘!!」
ホムンクルス「勘…これが第六感ですね」
女海賊「コインゲームやってみる?」
商人「お!?良いねぇ…」ピーン パチ
ホムンクルス「勘で…表!」
商人「おおおお!!ソレソレ!!アタリだよ」
ホムンクルス「フフ…」ニコ
877Res/1322.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20