モバP「広い家に住んでみたいなぁ……」 高垣楓「分かりました」
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8:名無しNIPPER[saga]
2022/06/14(火) 21:19:19.79 ID:VsV1ZmTX0

キッチンを兼ねた短い廊下を抜けて辿り着いた一室。
本来であれば居間である筈のそこには何故かベットが鎮座し、他に部屋はありません。
これには流石の高垣も驚きを隠せない様子。


 「あの……プロデューサー? 他に部屋は……」

 「……? 部屋って、普通のワンルームですけど……あ、やかん取るので失礼」

 「えっ、あ、すみません」


二人すれ違うのがやっとの廊下に、ベッドの置かれた居間。
立ちはだかる難題に、匠の眼差しにも鋭いものが宿ります。


 「何はともあれ、ますは検分ですね」


そう呟いた高垣がまず目を留めたのは、部屋面積のかなりの割合を専有する一台のベッド。
高垣は無言のままそこへ寝転がると、やや皺のついたお布団を頭まで被ります。


 「ふむ……やっぱり、これでは一人が限界ですね……」


お布団に潜り込んだまま、ころころと何度か寝返りを繰り返す匠。
二分ほど続けると、満足気な表情でもぞもぞとお布団から這い出てきました。


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