星輝子「真夏みたいに気持ち悪い」
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17: ◆xa8Vk0v4PY[saga]
2022/06/06(月) 00:48:18.80 ID:Sev9O2YP0
「全員チビで組ませた事で察しはついてるかもしれんが、ターゲット層はロリコンのオタクだ。庇護欲を煽るようにオタクに媚びろ。」

マネージャーは冷たい目で三人に目配せする。

「キモオタ狙いだから歌や踊りは別に見られないだろうが……うちの事務所に泥を塗らないように死ぬ気でやれ」

そう言い放つと、レッスントレーナーを呼び出して部屋から出て行った。



「お疲れ様です、星さん」

レッスンが休憩に入ると、幸子は輝子に話しかけ、隣り合わせに座った。
同じユニット同士、早く距離を縮めようとしてくれているのだろう。
人との会話が苦手な輝子ではあったが、不自然なところもありながら相槌を返していると
幸子は不意に溜息をつき、呟いた。

「それにしても、ほんとマネージャーさんってイヤな人ですよね!」

思わずビクッと体が震えた。なんとなく禁句のように思っていたからだ。

「それでいて実績はあるんですから……他のところにも行き辛いし」

スポーツドリンクをちびちび飲みながら愚痴を漏らす幸子を見て、
輝子は聞いていいのか迷いながら、おそるおそる尋ねた。

「輿水さんは……あの人に、何か言われたの?」

それを聞くと幸子は目を見開き、輝子を指さして叫ぶ。

「言われまくってますよ!!」

「フヒッ!?」

「あ、ごめんなさい」

「こ、こっちこそごめん、キモい声出して」


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