星輝子「真夏みたいに気持ち悪い」
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16: ◆xa8Vk0v4PY[saga]
2022/06/06(月) 00:47:25.65 ID:Sev9O2YP0
「こいつがお前らとユニットを組む事になった星だ。おら、挨拶しろ」

次の日事務所に行くなり、マネージャーは輝子を二人の少女の元へ連れて行った。

「ど、どうも、星輝子です。よろしく……」

たどたどしく挨拶する。一緒に仕事をする二人はどんな人だろうか。
少しの期待とかなりの不安を感じながら、二人に目を配る。

「星さんですね!ボク…私は、輿水幸子といいます!」

幸子という少女は元気よく名乗る。不安が少しだけ大きくなった。

「白坂、小梅…です…。よろしくお願いします……」

小梅と名乗る少女は気が弱いのか、小さな声で挨拶した。
シンパシーを感じ、少しだけ気が楽になった。
幸子は小梅の挨拶を見てなんだか優しく微笑んでいる。
二人とも良い人そうだ。これなら、一緒にやっていけるかも──

「ああそうそう、星。次癇癪起こしたら即刻追い出すからな」

どくん、と心臓が高鳴り、二人を見直すとギョッとした目で輝子を見ていた。


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