【ガンダムSS】「転生したらシャアだったので安価で宇宙世紀を生き延びる」
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446:名無しNIPPER[saga]
2022/08/08(月) 22:23:43.08 ID:DpKcLBhPo
ー数週間後 アクシズー

シャア「フィフスの一件は作業中の事故で処理できたし、ブルーコスモス残党も大人しく全員投降してくれて助かった」

ハマーン「そうですね。久しぶりにのんびりしてる気がします」

シャア「これから羽を伸ばしたい所だがまだ仕事が残っているからな」

ハマーン「クルーゼさんの事を聞くんですね」

シャア「そうだ。ここに来て随分と落ち着いて来たし、シーマ達もいるから妙な真似をすることはないだろう」

ハマーン「シーマさん最近はよく眠れているそうです」

シャア「シーマ艦隊の転属届けも済ませてある。このまま心身共に改善していくといいがな。行ってくる」

ハマーン「はい。いってらっしゃいあなた」

ークルーゼの借家 玄関ー

コンコン

シーマ「今出るよ…ってアンタかい」

シャア「クルーゼはいるだろうか?」

シーマ「いるよ。アンタ!シャア少将が来てるよ!」

クルーゼ「これはシャア少将。わざわざこんな所までどうしたのかね」

シャア「そろそろ話を聞かせて貰おうと思ってな」

クルーゼ「いいだろう。シーマ、少し2人きりで話がしたい」

シーマ「分かったよ。じゃあアタシはアンタの嫁さんでも借りて行くよ」

シャア「そうしてくれ。ハマーンも喜ぶ」

クルーゼ「中へ入ってくれ。コーヒーくらいは出そう」

ークルーゼの借家 居間ー

クルーゼ「それで話とは私達の事でいいのだな」

シャア「そうだ。シローが亡き今、話を聞けるのは君しかいないからな」

クルーゼ「分かった。先ずは何から聞きたい?」

シャア「シローの部屋から出てきたモビルスーツの設計図や資料だ。世界がまるで違う物をどうやって書き記せた?」

クルーゼ「奴は転生特典とか言っていたな。創作物でよくあるだろう?それで兵器の設計図や研究資料を持ち込んだらしい。他にもそれに関する機材が幾つかあったな」

シャア「文化侵略にもほどがあるぞ」

シャア(そういえば俺にはなかったぞ?何故だ!!)

シャア「…君も転生特典とやらは貰ったのか?」

クルーゼ「そうだ。私の場合は次に転生する者の記憶を共有する事だ」

シャア「それは何故だ?」

クルーゼ「私もこれが一度目の転生ではなくてな。以前は転生前の記憶が上書きされて、依代となった者の記憶が空白になったおかけで酷い目にあったのだよ」

シャア「私もそうだな。シャアが何者かはアニメを始めとした媒体を通して知っているが、このシャア・アズナブルの肉体としての記憶は全く無い」

クルーゼ「そういう事もあって次は依代となった人間の記憶も共有できるようにと頼んだのだ」

シャア「しかし転生先がシャア・アズナブルだったとはよくよく運がないな。あの爆発からどうやって生き延びた?」

クルーゼ「私がシャアとして転生した時は既にジオン行きの船に搭乗した後だった。そこで私はなんとか逃げようと脱出艇を探して乗務員の静止も振り切って発進させた所で爆発だ」

シャア「……」

クルーゼ「そこからの記憶はなく気付いたらサイド6にいた。我ながらよく生き延びたと思うよ」

シャア「そうだな」


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