萩野千尋「ハクは優しいね」饒速水琥珀主「そして、愚かだ」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2022/04/26(火) 23:21:32.71 ID:Oi28gO83O
「ん……ハク」
「なんだい、千尋?」
「どうして私のお尻を触るの?」

言われて気づいた。何故だろう。不思議だ。

「ああ、ごめんよ」
「ハク……」
「どうか許しておくれ?」
「ハク、まだ触ってる」

ああなんてことだ。これは違うんだ千尋。

「千尋、私の話をよく聞いて」
「その前に手を……」
「以前、この世界の食べ物を食べないと消えてしまうと言ったのを覚えているかい?」
「うん……覚えてる」
「あれは君のためであり、そして私のためでもあった。私は君に消えて欲しくなかった」

じっと千尋の目を見つめて本心を告げると。

「えっと、それとこれと何か関係あるの?」

結論を急ぐか。仕方ない。千尋は人の子だ。

「つまりこれは確認ということさ」
「確認?」
「そう。君が消えていない証明なんだ」

千尋のお尻に触れていないと、不安になる。

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