28: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2022/04/24(日) 05:17:00.58 ID:bGZxlAIa0
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「…………………………朝?」
カーテンの隙間から漏れ出る日差しに目が覚める。
太陽の光で目が覚めるのはいつぶりだろうか? もう二週間も悪夢に襲われて、太陽の光はおろか目覚ましすら無しに目が覚めていた。
「良く寝たなぁ」
久々となる満足いく睡眠は、実際は数週間ぶりなのに数年ぶりにすら感じる。思わずため息をついた。
が、そこで――
「あ」
夢の内容を思い出し――
「あ〜、やっちまったあ」
頭を抱える。よりによって、ヤッてしまった。
それも一回じゃない。何回も何回も、まゆが疲れて動けなくなったのに、初めてでまだ痛みが残っているまゆに何回も。
夢の中とはいえ許される事ではない。
「はあ……とりあえず洗わないと」
頭を抱えるのを止め、パンツに手を伸ばし――何も無かった。
「……え?」
何も履いてなかった。
「……は?」
理解が追いつかず、慌てて上体を起こして辺りを見渡す。するとパンツが見つかった。
――丁寧に、折り畳《たた》まれて。
「……なんで?」
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