【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.3
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◆vqFdMa6h2.
[saga]
2022/05/06(金) 20:49:45.79 ID:OQT/+f4M0
ルカ「お、お前……それって……」
モノクマ「約束だったからね、今回の動機は事件が起きるまで食事抜き! 事件が起きた今、オマエラには食事を口に運ぶ権利があるんだよ」
モノクマ「ほら、ここに段ボールに入れてきたのがあるから一人一セット、捜査の前にしっかり栄養補給してから臨んでよね。そうじゃないと学級裁判どころじゃないでしょ?」
ここ数日ずっと探し求めていた食料。
私たちは考える間もなくその箱に群がって飛びついた。
ずっと何も口に入れておらず、唾液ばかりを何度も味わい続けた口の中で、あんパンの優しい甘さがじんわりと広がっていく。
だが、そんな甘さを嚙みしめているような間はない。
本能と肉体とが、味の検証よりも栄養の補給を優先した。
両手に収まらないぐらいの十分な大きさがあったあんパンはみるみるうちに小さくなっていき、
瓶いっぱいにそそがれていた牛乳も、何のつっかえもなく咽喉へと注ぎ込まれて一瞬にして空。
食事と言うにはあまりにもお粗末な咀嚼をし終えて、一呼吸。
腹を満たす満足感、指の先まで染み渡る息を吹き返したような感触。
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