ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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69:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:47:49.00 ID:XVB8s0iW0
もっとも、侵犯者が数百柱いた頃は彼らのOMNEの力も未発達であり、
戦果もそれゆえのものあった。
侵犯者が「最強の四柱」にまで減った時代には、
そのOMNEの力も洗練され完成しており、魔神たちにすら破壊困難となっていた。

とはいえ侵犯者らも魔神らの不死性を破れなかったため、
魔神は一柱たりとも戦死者をださなかった。
「最強の四柱」相手にも決定的敗北を喫することはなく、
彼らの戦いはしばしば膠着、
そしてどちらかが飽きて撤退することで幕引きとなった。

そのような傾向を踏まえて、
魔神たちはしばしば「我々は侵犯者の稽古相手」と皮肉を吐いていた。
もっともこれは事実でもあり、魔族の力の増幅現象によって
侵犯者たちは日に日に強くなっていったのである。

ともあれ、ジュベレウスはよほどのことがない限り出陣せず、
ロダンも指導部業務の合間にごく短時間しか出陣しなかったため、
頻度から言えば彼ら魔神こそが最前線における切り札だった。

苦境に陥った場合、まず頼りにされるのが彼らであり、
彼らも「楽しい戦い」を求めてその戦場へ駆けつけ、
もっとも困難な戦いを快く引き受けたのである。

またそれだけの激戦をこなしながらも、
前述のとおりその無尽蔵の生命力と不死性ゆえに
一柱も欠けることもなかった。


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