40:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:31:55.52 ID:XVB8s0iW0
侵犯者たちは最後まで殺し合おうとはせず、
途中で引き下がったとも言われる。
だが決して手抜きの遊興ではなく、彼ら自身が全力で挑んだのは事実である。
そしてロダンが二勝二引き分けという結果を出したのも事実である。
41:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:32:29.31 ID:XVB8s0iW0
こうしてこの大騒乱は収拾された。
ロダンが完全体となっていれば侵犯者を滅ぼしていた可能性もあり、
さすれば天界の勝利として幕切れを迎えていたかもしれない。
しかしその未来は、魔族の気まぐれかつ狂気的な闘争性によって打ち砕かれた。
42:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:32:59.44 ID:XVB8s0iW0
7 決着
天界にとって起死回生になり得たロダン騒乱も収束し、
最終戦争もいまや佳境、魔の優勢で展開していた。
43:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:33:30.84 ID:XVB8s0iW0
彼女は全力を解き放って出陣した。
一方で侵犯者四柱も驚きつつも恐れることはなく、
喜んでこの究極の決闘に応じた。
この決闘は、その後の世界全てを左右した重要な戦いであるにも関わらず、
44:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:34:04.31 ID:XVB8s0iW0
ジュベレウスは肉体と力の全てを砕かれた。
辛うじて魂だけは天界へ退避することに成功したものの、
もはや活動は困難になっており、
そのまま天界深層にて休眠状態に陥ってしまった。
45:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:34:46.75 ID:XVB8s0iW0
しかし彼らにとって幸いなことに、
闇による最終攻撃は始まらなかった。
侵犯者四柱もまた酷く消耗していたからである。
まさに勝敗は紙一重だった。
46:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:35:36.74 ID:XVB8s0iW0
第一章 三位一体世界
47:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:36:15.34 ID:XVB8s0iW0
エーシルは紛れもなく
原初OMNE継承者の中でもっとも強大だった。
また原初OMNEの中心核が素体であるために、
その力の性質も全OMNE中において最上だった。
48:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:36:43.00 ID:XVB8s0iW0
またこうした力の強さのみならず、
正統性も他のOMNE級とは一線を画していた。
確かにジュベレウスやクイーンシバも
原初OMNEの後継者、もとい「生まれ変わり」たる正統性はあったが、
49:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:37:20.18 ID:XVB8s0iW0
この突如出現した超越者には、光と闇双方が震撼した。
侵犯者たちすらもその力に恐怖を抱いた。
例えば、アルゴサクスやムンドゥスは、
その「具現」や「創造」の力によって不死性を得ていたが、
50:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 00:37:59.17 ID:XVB8s0iW0
混沌界の出現は時代を一変させた。
エーシルは自ら作ったこの世界に引きこもっていたが、
それでも存在しているだけで全てに絶大な影響を及ぼした。
原初OMNE中でもっとも強いゆえに、
著者のごとき現実への干渉力ももっとも巨大だったからである。
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