236:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:03:17.98 ID:XVB8s0iW0
根本的に武と力にしか関心が無いゆえに、
どんな対象でも武と力の物差しによって評価する、
そんなスパーダからすれば、人間はまさに驚くべき種だった。
誕生したのが最終戦争後という日が浅い種だというのに、
すでに三位一体世界の一角を占める勢力として成熟していたからである。
とくに魔女・賢者は戦闘能力においては
いまや魔界の諸神格と戦える水準、
最強の者たちならば侵犯者とも渡り合えるほどであり、
武力の成長速度においては魔族をも凌駕するほど。
原初時代から存続してきた魔族や、
原初時代の難民で構成された天界勢とも違う、
より高性能ともいえる次世代の知的支配種だった。
スパーダにとってはこれ以上ない研究対象であり、
興味は表面的な強さのみならず、その成長や強さの源、
すなわち人間の精神部分にまで向けられることとなった。
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