ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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220:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 12:54:11.11 ID:XVB8s0iW0

彼女は成人前の段階で、
すぐさまアンブラ族へ招かれることとなった。

ただし当初、彼女はこの誘いを受けるかは迷っていた。
魔女の業のさらなる探求、そして人間界を守るという使命感に高揚した一方、
「才なし」として母の一族復帰は許さないアンブラ指導部への反感、
そして魔女としては虚弱である母を、
たった一人残してしまうことへの抵抗があった。

またエヴァ自身が抱く使命感についても、
若さゆえの狂信ではないのか、
それゆえ盲目になって道を誤ってしまうのでは、
この今までにない熱意に身を委ねてもいいのだろうか、
といった疑問や恐れを自ら抱いてしまっていた。

しかし、そこで母が諭した。
行動を起こすこと、機会を掴むこと、
前に踏みだすことを恐れてはならないと。

確かに行動が報われるとは限らない。
正しき道を歩んだつもりでも、それが間違った結果となることも多々ある。
しかし、物事が隙あらば悪しき結果に向かう今の時代、
正しき道を歩もうとしなければ、正しき結果は訪れない、と。

そして、アンブラ族の掟に反してでも意志を貫いた祖母のことも挙げ、
己が正しいと思う道を歩め、と母は告げた。
それら言霊が揺るがぬ勇気となり、
エヴァは母の元から旅立つこととなった。



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