102:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 01:05:09.76 ID:XVB8s0iW0
この魔帝に次いで権勢を振るったのは、
やはりアルゴサクスである。
彼がムンドゥスから攻撃を受けず、
さらには魔界第二の地位を得ていた理由は、
早々に負けを認めただけではなかった。
たとえ屈したとはいえ、武力自体はアルゴサクスも互角、
ムンドゥスにとっては特に警戒すべき存在ではあったが、
それ以上にその武力の利用価値が大きかったからである。
特に対ロキに備えての意図が大きかった。
エーシルの力の大部分を有するロキ相手では、やはり
魔界頂点となったムンドゥスでさえ劣勢の感は拭えなかったのである。
この点はアルゴサクスも同様に認識しており、
ゆえに互いに激しい敵意を抱えながらも、
表向きはムンドゥスを上位とする同盟の形に収まっていた。
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