スズカ「私のトモは触らないんですか?」沖トレ「え?」
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6: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2022/02/19(土) 06:08:09.51 ID:1GGB012h0
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「ったくアイツ等、も少し手加減しろってんだ」

 ウマ娘四人に蹴られた挙げ句、プロレス技をかけられてもこうして生きているのだから何だかんだで手加減はしているのだろうが、昨日のダメージはまだ残っている。

「すみません、私のせいで……」

「お互いちょっと考えが足りなかったな。あんな場面を見たらそりゃ蹴るわ。でもアルゼンチンバックブリーカーはねえだろ」

「大丈夫ですか、ボキボキボキィって音がしましたけど」

 スズカは申し訳なさそうに耳を垂らしながら、マックイーンに破壊された俺の背中を優しく撫でる。

「凄いですね……あんなにのけ反ったのに、ちゃんとつながっています」

「……」

 悪意の無い感嘆の声に、板チョコのようにポッキリと折れてしまう自分が想像された。

「トレーナーさん?」

「いや、何でもない。そういえばちゃんと誤解は解けたのか?」

「スぺちゃんとゴールドシップはすぐに信じてくれたんですけど、他の皆には騙されてないかって心配されちゃいました。でも最後にはわかってくれたから大丈夫です」

「ああ……ウオッカはともかく、他の三人は俺の事をやいのやいの言いそうだしな」

「は、はは」

 スズカの苦笑が俺の想像通りであったと教えてくれる。まあアイツ等が俺に口うるさいのは最初っからだし、別に嫌われているわけじゃないからいいんだが。

「……」

「……スズカ、どうした?」

 別に何かあったわけではない。ただ背中に回っているスズカから何か言いたげな雰囲気を感じられた。

「私……トモを触られるのは恥ずかしいコトだと、知っていたつもりなんです」

「……で、実際俺に触られそうになってどうだった?」

「トレーナーさんが相手なら大丈夫だと思っていたのに、思っていたほど大丈夫じゃありませんでした」

「そりゃ良かった」

「……何が良かったんですか?」


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