7:名無しNIPPER[sage saga]
2022/02/08(火) 22:45:36.71 ID:gAjlLna3O
「ほら、いい加減機嫌直して」
「お前は父親の帰宅時間をわかっていた!」
気まずそうに部屋から出て行った父親の帰宅時間を一緒に暮らす娘が知らない筈はない。
何もかも仕組まれていたのだ。お泊まりおうちデートという淫靡な響きにまんまと誘き出された私のくたくたパンツの運命はこの性悪で底意地の悪い女により定められていたのだ。
「お父さんは毎日お仕事でくたくたなの」
「だから?」
「だから毎日お仕事ご苦労様という意味を込めてあんたのくたくたパンツを見せて……」
「お前がやれ!」
ファザコンなのか? マジか。実在するのか。
ファザコンは恋人の下着を父親の労いに利用するのか? ファザコンやばい。怖すぎるわ。
「よしよし、怖かったね」
「お前が怖いよっ! 震えが止まらないよ!」
「怖くない、怖くない」
よしよしと頭を撫でられても絆されない。
なんかすごい母性を感じるけど気のせい。
こいつは性悪で底意地の悪い私の彼女だ。
「大丈夫。パンツのウンスジはバレてない」
「ウ、ウンスジなんてついてないし!?」
「フハッ!」
黙れ。嗤うな。ウンスジなんてついてない。
ついてないよね? まさか、あの時。違うし。
ギリギリセーフだった。確認してないけど。
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「やかましい!!」
タチの悪いかわいい彼女が糞好きすぎる件。
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