長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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ちさめンデュ
◆XM0GKUROmo
[saga]
2022/02/09(水) 00:03:55.50 ID:thXl/Elz0
「このタイミングでと言う事は、そちらの狙いも同じと言う事か」
「質問で返さないで下さい」
「だから答えるつもりもない。彼女の事はこちらで扱う、退いてもらおう」
「たまに勘違いしている人がいる様ですが、
魔法協会が十字教の下についたと言う事実は存在しない」
「魔法使いが僕らを妨げると?」
「押し通りますか?」
「ちょっと待てえっ!!」
ズンズン盛り上がるステイルと高音の会話に怒声が割って入った。
「何やってんだてめぇらっ!?
何アリサを魔法使い同士の景品にしてやがるんだてめえらはっ!?」
「ん?全く、困ったものだ」
「!?」
駆け上がって怒号を上げた千雨の目の前で、ステイルの炎剣を愛衣の箒が抑える。
「少しは場数を踏んでいるか」
単に反応出来なかっただけだが、
腰を抜かして漏らさなかったのが上出来だと言うのが千雨の実感だった。
「次は無いでござるよ」
それは、仲間も滅多に聞かないゾッとする様な声だった。
ステイルもこれまで経験した修羅場が無ければ、
腰を抜かして漏らすイメージも決して遠くはないと実感する。
ステイルが鼻で笑って両手を上げ、苦無を手にした楓がステイルの背後から離れる。
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