長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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57:ちさめンデュ ◆XM0GKUROmo[saga]
2022/02/09(水) 00:02:15.68 ID:thXl/Elz0

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「!?」

一瞬、石段を上がって立ち尽くし悲鳴を上げたアリサに目を向けた愛衣は、
視線を戻し、目撃した。奇蹟を。

横棒の形で上条の上に降り注ごうとしていたアーチの横棒の石柱が
空中でバカンと真っ二つにへし折れて上条の左右の地面に突き刺さる様に落下した。
そして、ステイルはあからさまに嫌な顔で舌打ちをしていた。

そのステイルが振り向き様に炎剣を振るい、迫っていた触手の束を払いのける。
振り返ったステイルと高音が対峙する。
その間に、解放されたはいいが肝心のアリサを見失い、
つい先程まで高音の足止めに徹していたマリーベートとメアリエが追い付いて四角形となり、
高音の隣にナツメグがついた。

その側に、ジェーンと長瀬楓がスターンと着地した。
涼しい顔の楓の前で、ジェーンは両膝を手で押さえて荒い息を吐く。

「Stale Are you…」

「日本語で結構、君のアメリカ英語とまともな日本語ならね。
もっとも、答えるつもりもないが」

問いかける愛衣に、ステイルはすげなく応ずる。

「この科学の学園都市で魔術のもめ事を起こしておいて、それで通るとでも?」

高音が続いた。



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