長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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ちさめンデュ
◆nkKJ/9pPTs
[saga]
2022/01/29(土) 02:11:59.94 ID:VLY7mJ0Y0
「!?」
ほんの一瞬安堵した、ほんの一瞬。
だが、次の瞬間には、マリーベートはいよいよもって顔から血の気が引く心地と言うものを実感する。
マリーベートのいる柱の上に、四方から黒ずくめが殺到していた。
その黒ずくめは黒い外套に白い仮面、何よりかにより、
マリーベートらの立場なればこそ分かる事だが、
一番肝心な事としてこいつら人間、否、生物ですらない。
せめてほんの何秒かでどうにかなったかも知れないのだが、流石に時間が無さ過ぎた。
「ちぃとここ頼むわ」
× ×
「ええいっ!」
メアリエが固形化した水の障害物をふるい、まとわりつく小動物を強引に振り払う。
次の行動に移ろうとした時、突如、足下が頼りなくなった。
「!?」
ウンディーネの使役により臨時の噴水となり、そしてメアリエがその上に乗る事が許されていた、
池の水にもたらされていたそれらの効果が突如として解除され、
只の水と化して崩壊する噴水に自分の体が沈んでいる事をメアリエは理解する。
何とか水から顔を出したメアリエは状況を理解する。
「スペル・インターセプト!?」
ビルの屋上で事態に振り回されていたジェーンも又、
自分の感想について語彙を間違えていない筈だと思い直す。
「空を、跳んでる!?」
突如現れたノッポの妨害者は、ジェーンの扇子から吹き荒れる突風を交わしながら、
丸でそこに足場がある様にジェーンの周囲で空を「跳んで」いた。
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