長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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ちさめンデュ
◆nkKJ/9pPTs
[saga]
2022/01/27(木) 19:43:38.39 ID:Qu6pCdOS0
× ×
村上夏美はつい先ほども訪れたファミリーレストランで目を丸くしていた。
「ブラックホールかよ」
それは、夏美の隣で呆れ返っている長谷川千雨も同じだった。
取り敢えず、席に空きはあるし、あの様子だとこちらが食事を終えても悠々間に合う、
何よりあれを見ながら匂いを嗅ぎながら店の真ん中で突っ立っているのは精神的に厳しい。
と言う訳で、夏美と千雨は一端店の外に出て、
使用していた夏美のアーティファクトを解除してから店に入り、手早そうなスパゲティを注文する。
だが、結論を言えば、その後も暫くドリンクバーで粘る羽目に陥りひたすら呆れる。
「あーあ、泣き入ったよ」
千雨の言葉に、夏美は苦笑した。
二人が見ていた先では、伝票が天高く上り詰める勢いでとぐろを巻き、
とうとうスポンサーらしきウニ頭の少年がオーダーストップを哀願していた。
「あのコスプレシスターも凄いけど、アリサさんも」
「ああ、アリサの歌は歌っても作っても思いっ切りエネルギー燃焼系だってさ」
「自分で作ってるんだ」
「ああ」
目標の三人組が動き出したのを潮に、千雨と夏美も重い腰を上げる。
歩き出した二人に合わせる様に、やはり皿の山を残した別のテーブルからもふらりと動きがある。
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