長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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28:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2022/01/27(木) 19:42:06.07 ID:Qu6pCdOS0

「コタロー君」

「なんだ、一緒じゃなかったのか」

「ああ、ちぃと近場の見晴らしのいい所にな。
いる、いや、いたで」

「いた、って?」

夏美が尋ね、小太郎の表情を見て夏美もやや不安気な表情を見せる。

「魔法ちゅうのは一つに薬草使いや。それは西も東も変わらへん」

「で、ござるな。それをもう少し科学的即物的にしたのが忍びでござる」

「ああ。微かにやけど微妙に癖の違う同じ系統の匂いが三つ、確かに残ってた」

「魔法使いか」

千雨の口調も真剣なものとなる。

「ああ。それも、基本の調合は最近嗅いだな。
日本でも、魔法世界でもない…」

千雨と夏美の喉がごくりと動いた。

「今は逃げられたけど、諦めたかは分からん。
夏美姉ちゃんと千雨姉ちゃんが手ぇ繋いでそのアリサにはっ付いて、
俺と楓姉ちゃんでちぃと離れて別々に追い掛ける、ちゅう事でどや?」

真面目な眼差しの小太郎の言葉に、一同小さく頷いた。


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