長谷川千雨「鳴護アリサ、って知ってるか?」(再・改)1(ネギま!×とある禁書)
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27:ちさめンデュ ◆nkKJ/9pPTs[saga]
2022/01/27(木) 19:40:22.89 ID:Qu6pCdOS0

「あっ、いた」

携帯で連絡を取り合いながら、楓と共にとある空中通路に駆け付けた夏美が、
通路の柱の陰で千雨の姿を発見した。

「それで、アリサ殿は?」

楓の問いに、千雨が親指を向ける。

「あれが、アリサさん?」

「ああ。で、あっちは何か、
初見のファンみたいだったけど、馬が合ってるらしいな」

夏美と千雨が言葉を交わす。その視線の先では、鳥撃ち帽を被ったアリサが、
アリサと同年代、高校生ぐらいの少年と談笑している。
黒髪がウニの様なツンツン頭の少年だ。そしてもう一人。

「シスター?」
「コスプレだな」

夏美の言葉に、千雨がすぱっと言った。

「ちょっと近くで見たが、マジモンの修道服にあんな装飾あり得ない、
って言うか装飾以前に何の前衛芸術だよありゃ」

「ふーん」

やたら快活そうに喋っている一見シスターなちびっこを眺めながら、言葉を交わす。

「おう、まだいたか」

不意に後ろからガシッと肩を掴まれ、千雨がギョッとして振り返る。


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