【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
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899: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/03/22(火) 22:11:54.11 ID:ELRlNcof0

夏葉「……え?」

冬優子「幼さが免罪符になるとでも思ってるの? あんたにとって可愛くてしょうがないガキかもしれないけど……そのガキが、ふゆにとってのかけがえのない存在を奪い去ったことを棚にあげてんじゃないわよ」

夏葉「……ふゆ、こ……」

冬優子「一番困ってんのはふゆなのよ……あれだけ犯人を処刑台に上げてやるって啖呵を切ったのに……終わってみれば小学生のガキで、しかもその自我が崩壊してしまった……?」

冬優子「こんなの、愛依と結華にどう伝えろっていうのよ……!」


ビンタした方も、された方もその額に涙が伝っていた。
ヒリヒリと赤く腫れる頬よりも、反動でじんわりと響く掌よりも、その胸の痛みが涙腺に届いていたようである。

失ったもの、これから失うもの。
到底秤にかけられるものでもなく、並べて評価するようなものでもない。
黒く冷たく澱んだものが競り上がるのを抑止する術もない。

強いて許される発散が、その一滴の雫なのである。




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