【シャニマス×ダンロン】にちか「それは違くないですかー!?」【安価進行】 Part.2
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627: ◆vqFdMa6h2.[saga]
2022/03/09(水) 22:57:33.32 ID:igcFWV240
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【モノクマロック内部 エレベーター】


ゴウンゴウンと音を立てて降りていくエレベーター。
その中で立つ私の心中は、これまでとは違っていた。
七草にちかの事件の時は、美琴と向き合う覚悟もなく、ただこの島での暮らしにイラついていた。
田中摩美々の事件の時は、千雪を失ったことに対する怒りと苦しみに苛まれ、やり場のない感情に悶えていた。

……今回はどうだ?

私が和泉愛依と三峰結華の死に対して感じているのは、悲哀か、犯人への怒りか、生に縋る未練か?
多分どれも正しいし、どれも違う。
私が抱いている感情の根源に、いい加減目を向けなくちゃいけないんだろう。
この島で暮らすうちに、283プロの連中と暮らすうちに、感じるようになったその儚くも力強いその繋がりを、意識せねばならない段階がきた。
きっとそれを、千雪はずっと望んでいたはずだ。


冬優子「……」


冬優子はエレベーターの端で拳をギュッと握りしめ、口元も硬く結んでいる。
……あいつは、この私を【友人】として認めてくれた。
そしてそれを、私も受け入れることができた。

あいつに戦う理由があるのなら、私はそれに準じる義務がある。


美琴「ルカ?」

ルカ「……いや、別に」


何も難しいことじゃない。
美琴とずっと一緒にやってきたこととおんなじだから。



チ-ン!

そしてエレベーターは地底にたどり着く。



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