【ミリマス】周防桃子『おとぎばなしで、きっと』
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18: ◆Kg/mN/l4wC1M[saga]
2022/01/10(月) 19:37:01.30 ID:170ffVuV0
「桃子」
お兄ちゃんの声が聞こえる。
その声は暖かくて、桃子の心の中に染み込んでいくみたいだった。
体が冷えていくのが、止まった気がした。
「桃子は、『夢の時間がいつか終わっちゃう』って言ったけど……きっと、それは違うよ」
顔を上げると、お兄ちゃんは桃子の目の前にいた。
お兄ちゃんは、桃子が座っている段から何段か下のところに立っていて、桃子からはお兄ちゃんの顔がよく見えた。
お兄ちゃんの目は、桃子の目を真っ直ぐ見つめてた。
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