白鬼院凜々蝶「蜻さま……」青鬼院蜻蛉「うむ! 悦いぞー悦いぞー!!」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/07(金) 21:57:22.45 ID:DztBtIAJO
「御狐神くんは……毎晩キスしてくれる」
「そうか。それがどうした?」
「日によって、ほっぺとか、額とか……」
「ふん……奴め、愉しんでいるな」

御狐神くんは愉しんでいる。僕の反応を。

「そうされると、僕は寝付きが悪くなる」
「なるほど。盛ってしまうというわけか」
「さかっ……まあ、そういうことだ……」

思わず否定しそうになるもなんとか堪えた。

「それで、許嫁殿はどうしたいのだ?」
「どう、というと?」
「双熾に押し倒されたいのか?」

違う。僕じゃないんだ。訊きたいのは逆だ。

「蜻蛉、教えてくれ。御狐神くんは、その……僕を押し倒したくはないのだろうか?」
「ふむ?」
「君は男として、どう思う?」

同じ男性としての意見を伺うも、首を振り。

「わからん!」
「あくまでも君の意見でいいんだ」

食い下がると、蜻蛉は優しく頭を撫でつつ。

「私も許嫁殿のことが大好きだが、押し倒したいとは思わん。だから、わからんのだ!」
「そう、ですか……」

思わず敬語になってしまう。なんか悔しい。


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