悪役令嬢「あんたはあたしみたいだね」腹黒王子「あはは。キミが僕なんだよ」
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19:名無しNIPPER[sage saga]
2022/01/02(日) 23:09:52.99 ID:nMXYXkpFO
「したかったのはあんたじゃないの?」
「余裕ぶって漏らしても知らないよ?」
「おい、お前ら! とにかく落ち着けって!」

挑発を続けつつ席を立ってトイレに向かうあたしたちを家来が必死に止めようと試みる。

「それぞれ黙ってすればいいだろ、なっ?」
「だってこの男は独りにするとぐずるから」
「だってこの女は独りで尻を拭けないから」
「あ?」
「あ?」
「やめろって! どんどん悪化するだろ!?」

残念ながらもう止まらない。我々は頷いた。

「もし良かったら一緒に来る?」
「はい?」
「もちろん、一緒に来るよな?」
「えっ? あっ……ちょっと!?」

あたしと王子に両手を引かれトイレの個室内に拉致監禁された家来くん。ゾクゾクする。

「よっこらせっと」
「きゃあっ!?」
「おまっ……少しは彼女らしくしろ!」
「あ、失敬」

あたしがスカートをたくし上げて下着を脱ぐと家来くんが悲鳴を上げて彼氏に叱られた。
家来くんの逃亡を防ぐために用意した策で、台本通りなのだが、やはり実践は難しいな。


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